春が待ち遠しい今日この頃。
前回の続きです。
なぜ、8℃の境界線が存在するのか??
こういうことを考えだすと、とにかく妄想を膨らまし基本的に迷宮入りすると思われます。笑
過去の自分もそうでした。
低水温期の代謝がどうだとか色々と考え出します。
決して間違っているわけではありません。
考えに考え抜いて疑問を生み出すことはとっても大切な作業です。
しかし、私はある時釣りウマトーナメンターの方にとても大きな助言を頂いたことがあります。
『難しく考えすぎじゃない?』と。
その助言を頂いてから本当に釣果が伸びるようになりました。
ふと気付けば、より釣れる理由を明確化しようと考え抜いた結果、自分の中でバスフィッシングを複雑化し、より難しいものにしてしまっていたということです。
実際には、考えに考え抜き経験した先にはとってもシンプルな答えがあったのです。
そのため、ここでは複雑なことは書きません。
自分が思う水温8℃の壁はやはり水の透明度だと感じます。
低水温期特有のプランクトンが死滅し、クリアアップするためよりルアーセレクトがシビアになるためと考えます。単純にバスがよりセレクティブになります。
確かに低水温で代謝が落ち、食性が落ちる。間違いありません。確実に食いは渋くなります。
しかし、経験上真冬のクリアアップ時、全く相手をしてくれないバスでも雨等の影響で濁りが入った状況にて口を使った経験はあります。
時期を問わず水の色は魚を騙す上ではとても重要な要素です。
マッディなフィールドを例外として、8℃を下回る状況ではよほどの大雨が降らない限り、強く濁ることはありません。たとえ濁っても薄っすら白く濁る程度でしょう。食性が落ち、透明度が増す状況・・・当然難しくなります。
去年の12月下旬、水温5℃という厳しい状況で奇跡の1本!!
8℃を大きく上回った状況でまとまった雨が降ると、しっかりと白く濁ります。この白濁りは低水温期特有の濁り方です。春に赤いカラーが効くという説はこの白濁りに赤がマッチするからです。ザリガニが・・・など諸説あると思いますが、自分は難しく考えずに白濁りには赤いカラーと考えます。
低水温期特有の白濁りには赤系カラー。
少し話が逸れましたが、8℃を上回ると食性がUPし水に色が付きやすい状況になるため、よりルアーに好反応を示すようになります。
しかし、やはり8~9℃の一桁台ではまだまだ透明度が高いため、バスが口を使う水温ではありますが、セレクティブになる傾向が強まります。
去年の4月上旬、まだまだ水温が上がりきらない状況で雨が降るも濁りも薄かったため強さを抑えたミドストでの1本。
ここで重要になるのは適材適所のルアーセレクト。
本日はここまでとします。
次回は、ルアーセレクトに関して記していこうと思います。