春を攻略しよう!④

しばらく空いてしまい申し訳ありません。

前回からの続き、改めましてルアーセレクトやタックルバランスにつきまして記していきたいと思います。

以前、ルアーの強弱について記しました。

強弱の他にも適材適所のルアーセレクトには様々な考え方が存在します。

ルアーには大きく分けると表層を攻めるのに適した物、中層を攻めるのに適した物、底を攻めるのに適した物の3つが上げられるかと思います。

今回はこれからの時期に有効になる中層を例に挙げます。

おそらく釣り経験がそれほど多くない方は、中層といえばクランクベイトだったりミノー、スピナーベイトなんかが思い浮かぶかと思います。

その通りでもあるのですが、それだけでは全ての状況を攻略することは難しいでしょう。

他にも中層を攻略するには様々な物がありますが、肝心なことは今狙っている魚がどういう状況にあるのか。

簡単に言うと・・・

魚のやる気はある?ない?

中層は中層でもカバーが絡む中層?ボトムが絡む中層?

その状況に対して最も適したルアーをセレクトします。

私が中層の攻略をするのに大切にするのが、ルアーの浮力。

魚が浮いているのだから、その魚にあわせてゆっくりとルアーを見せるためです。

しかし、やる気のある魚に対しては浮力ではなく、横の動きでアピールしていきます。

いくつか例を挙げます。

オープンエリアで表層~4m程までのレンジ、ナーバスな状態のバスに対しては、よりナチュラルなルアー、ノーシンカーをセレクトします。

これより深いレンジであれば、ノーシンカーでは効率が悪いこと、深いレンジにいるバスのためプレッシャーが薄いと考え、違うルアーをセレクトします。

立木にサスペンドするバスに対しては、枝の密度によってルアーを調整します。

枝が多い立木にノーシンカーでアプローチしてしまうと、ラインが枝に乗ってしまうことがあり、ルアーのポテンシャルが一気に損なわれます。

ノーシンカーはラインテンションを掛けない、糸の重さ・針の重さ・ワーム自体の3つの重さでナチュラルに沈めることで最大限のポテンシャルが発揮されるルアーです。

ノーシンカーは簡単なように見えてラインテンションのかけ方一つで、釣果に大きく差の出るリグでもあります。

初夏、比較的オープンなエリアに浮いているグッドサイズを見つけノーシンカーでナチュラルにアプローチ。大島さん、キャストからフリーフォールの完璧な一連の流れで見事にバイトした40UP!!

 

私の経験上、ブラックバスという魚はカバーの密度によって、警戒心が上下する魚だと感じております。

もっと言えば、明るさ。より濃いカバーは光を通しにくく暗いため、バスを騙しやすい状況となります。

枝が多い立木にサスペンドするバスを攻略する場合は、カバーは濃いかもしれませんが、光を通しやすいカバーのため、ルアーは強くしたくありません。

ここはガード付きのスモラバやパワーフィネス、時にはフットボールジグを絡めることでナーバスなバスも攻略できそうですね。

何度も言うことですが、フィールドによってはこの限りではありません。

私も実際に経験したことがありますが、10年ほど前四国に遠征した際、当時はあまりのロープレッシャーからか何を投げても釣れる池も存在しました!笑

魚が動くものにじゃれている感覚でした。

今の時代、魚釣りをするだけでも困難なので、このようなフィールドはすでに存在しないかと思われますが・・・・

今回はほんの一例でしたが・・・・

最後に一つ、魚釣りをする上でとっても重要なこと。

ラインセレクトです。

多くの方が、ラインは出来る限り細くした方が見切られにくいと考えるかと思いますが・・・・

私の考え方は少し違います。

私の経験上、どんなにラインを細くしても魚には見えています。

サイトフィッシングをしているとよく感じることです。

何が重要か??

今使っているルアーのポテンシャルを最大限に発揮するためのラインセレクトです。

太すぎる糸は、時にはルアーの振動を抑えてしまいます。

あえて抑えるためのセレクトであれば良しですね!

ルアーのポテンシャルが発揮される範囲で出来る限りの太糸をセレクトしたいですね!

しかし、ディープを攻める場合はこの限りではありません。

湖流や水圧の関係でルアーの操作性がすこぶる悪くなります。

出来る限りの細糸をセレクトしなくてはなりません。

フィネスの展開時もよりルアーの繊細さを表現するためにも、ラインは細くします。

ウェイトによっては、ラインを太くする場合もあります。

ラインとロッドとルアーのタックルバランスがマッチした時、本来のルアーのポテンシャルが最大限に発揮されるため、魚はラインよりルアーに夢中になるわけです。

最後にルアーに命を吹き込むのは、練習を積み重ねた自分の腕となります。

本日はここまでとします。

気になることがあれば、店頭にて何でもお気軽に聞いて下さい(^^)

晩春の攻略法はまた時間を作って更新します。

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